万年筆評価の部屋:万年筆博士の小型エボナイト軸【めだか】

　めだかしゃんから【万年筆博士の小型エボナイト軸】の写真が届いたので紹介しよう。実は拙者と同じ日に発注したものじゃ。注文時間もほぼ同じ。ただし、拙者は５月の万年筆サミットで受け取る事にしていたので、出来上がるのは３ケ月ほど早かったわけじゃな。

　めだかしゃん曰く、

　【元々は、全く同じモデルでも、注文の仕方によってこうも違いがでるのかと少し驚いています。全く違うペンですね。

　めだかの注文は次の４点がポイント。
　　１．軸の太さは、１４㎜～１４．５㎜
　　２．全体の重さは、２５ｇ以上
　　３．軸の色は、暗いブルー
　　４．軸とキャップの端は、葉巻型の両切りタイプ

　太くしたため、軸は段付きになり、クリップのリングはキャップの中に埋没（というか、埋没していただいた）。この埋没のために、キャップトップで隠すように特殊加工することになった様子。

　また、重くするために、中に真鍮のおもりを仕込んであります。

　と、いうことで、私のもカタログのモデルとは遠くかけ離れたものになってしまいました。届いた際の同封の田中さんからの手紙にも

　「オリジナル中のオリジナル・シンプルモデルがこの程出来あがりました。（中略）尚、直線基本を考えまして、ボディ・キャップ共、少し変えて制作してみました。」

　とあり、田中さんが楽しんでお作りになったことが伺えます。】

下の８月３日の記事に拙者が発注したモデルが掲載されているので比較するとおもしろいじゃろう。万年筆ヘビーユーザーのめだかしゃんらしく、コンバーターは大型になっておる。拙者のは小型コンバーターじゃ。

　ペン先は万年筆博士らしい研ぎ方。めだかしゃんの書き癖を十分に把握した上で研いでいるのがわかる。

元々は拙者のと同じ丸いイリジウムから研ぎだしたものであろう。拙者の研ぎの形も漠然とこうなるのかなと考えていたのじゃが、これを見せ付けられると別の研ぎを考えんとな・・・・さていかがいたしますか・・・

過去の万年筆博士の記事

2006-08-03 万年筆博士の小型エボナイト軸
2005-10-24 親の仇のように使う意味　万年筆博士　田中晴美 50周年
2005-10-26 最初の万年筆博士　黒水牛軸
2005-10-27 最初の万年筆博士　黒水牛軸続き
2005-10-28 万年筆博士の鼈甲軸　あっという間に出来上がった！

名前:
メール:
URL:
	情報を記憶:	評価:	顔星

コメント:

万年筆評価の部屋

2006年08月09日

万年筆博士の小型エボナイト軸 【めだか】

万年筆博士の小型エボナイト軸【めだか】