カランダッシュの創立者が、アーノルド・シュバイツァーと聞いて、シュバイツァー博士か!と勘違いしてしまった。あちらは、アルバート・シュバイツァーじゃった。
フィックスペンの開発がカランダッシュだったことは知らなかったなぁ。また当時のカランダッシュ社がヨーロッパ最大の総合文具メーカーだったとは! 作っているものはペリカン社と変わらず、歴史もペリカンよりは浅い・・・・何故?
本文には【1939年から45年まで続いた第二次世界大戦中にカランダッシュは大いに発展し・・・】とある。なるほど! スイスであるがゆえに、戦火の影響を一切受けなかったのか。 それで逆転が可能だったのじゃろうな。
最初に輸入筆記具カタログを眺めた時【カランダッシュはなんと面白くないペンを作る会社じゃ!】とあきれた記憶がある。何か世の中からずれている感じがした。
ところが、それは金ペン堂で購入した【エペ クル ド パリ 純銀】の万年筆を使ってみて覆された。細いのに妙にバランスが良い。純銀のボディに合うように14金ペン先は銀色に鍍金されている。硬いペン先のはずなのにインクは流々と流れ出る。
これはすばらしい! と、そのまま万年筆ケースに保管したままになっておる。書き味の良い万年筆には興味が持てないのでなぁ・・・
筆記具としては書き味もバランスも良くて、拙者にとっては面白みにかけてしまう筆記具だが、宝飾品としてみれば格別。拙者が墓場まで持って行きたいと考えている万年筆の一本じゃ!ちなみに全部で5本。
ボールペンのところで目が点になった。純銀(925)モデルのはずが銀800と記載されている。この年代では925銀ではなく、800銀だったのか! これは欲しいなぁ!
もう一本欲しいのがある。青色漆のボールペン。その後のヘロヘロのクリップではなく、ちゃんとエクリドール・クリップになっている。値段も75,000円とそれなりじゃが、このクリップと美しい青漆なら高くは無いなぁ・・・ボールペン・コレクターの虫が久しぶりに疼いてしまった。
過去の【The Pen】
2006-08-29 その後の【THE PEN】その6 Cross
2006-08-22 その後の【THE PEN】その5 Waterman
2006-08-15 その後の【THE PEN】その4 Pelikan
2006-08-08 その後の【THE PEN】その3 Sheaffer
2006-08-01 その後の【THE PEN】その2 Montblanc
2006-07-25 その後の【THE PEN】その1 Parker
2006-07-18 昭和51年の【THE PEN】その8 Waterman
2006-07-11 昭和51年の【THE PEN】その7 Sheaffer
2006-07-04 昭和51年の【THE PEN】その6 Pelikan
2006-06-27 昭和51年の【THE PEN】その5 Parker
2006-06-20 昭和51年の【THE PEN】その4 Omas
2006-06-13 昭和51年の【THE PEN】その3 Montblanc
2006-06-06 昭和51年の【THE PEN】その2 Lamy
2006-05-30 昭和51年の【THE PEN】その1 Cross