



この時代、AURORAはその他ブランドのカテゴリーだったのかな? 。クリスチャン・ディオールと共同頁で紹介されている。もっとも前回のDunhillとCartierも共同頁だったのでそれほど気にする必要も無いかもしれない。単にラインナップが他社より貧弱なブランドをまとめて並べただけかも・・・・
クリスチャン・ディオールの万年筆はDunhillと同じくMontblancが生産していた。ノブレスとは兄弟製品じゃ。従って長所も短所も引き継いでいる。
驚いたのはソリッドシルバーのホワイトゴールド仕上げがあったこと。純銀に金の鍍金ならバーメールだが、それをホワイトゴールドにしたわけじゃ。ホワイトゴールドを純銀に鍍金したのは、今まで聞いたこともなかったのでビックリした。せっかくの純銀の手触りを無くしてしまって、同じ色・・・・何の意味があったのじゃろう?値段も12000円も高いし・・・・意図不明じゃ!
この中で本当にオシャレなのはボールペン・ミニ!これをペンケースから取り出されたらイチコロですな・・・拙者は。
アウロラのラインナップは非常にシンプル。アスティル、テッシー、アウレッタの3種類だけ!しかも結構高価じゃ。アウレッタは当時8000円で売られているが、1990年代には定価5000円になっていたはず。何本かアウレッタも購入したが、評価対象外の万年筆じゃな。一応金ペンじゃが、書き味は・・・・ダメじゃ・・・
アスティルは純銀軸につきる!銀色軸は銀色ペン先、金色軸は金色ペン先としていた美的感覚を拙者は非常に評価していた。ただし、首軸先端が銀色の為、金色軸はここで破綻する!やはり純銀軸が良い!
書き味は・・・・太字はグリグリした書き味で、とても一流といえるものではない。ただし、拙者が使っていた時よりも、拙者の調整の腕が上がっているので、今ならなんとか改善出来るかもしれない。
テッシーにはバーメイル、純銀、ステンレスの他に、色漆軸が出ていた。拙者は緑色軸だけを持っているが、この漆の美しさは半端ではない。
このテッシーのボールペン・レフィルはペリカンの古いボールペンに使えるので、結構重宝している。青色レフィルは15年ほど使うといい色になる!とあるデザイナーから教えられたが、15年間も一本のレフィルを使うわけが無い・・・
彼は非常に大事に、かれこれ25年ほど使っている。作品へのサインにしか使っていないようじゃな。それなら持つかもしれん。
拙者もテッシーを胸に挿した事はあるが、ステンレス軸は滑る。やはり純銀軸が良いのじゃが、純銀軸だけ持っていない・・・めぐり合えるかな?
過去の【The Pen】
2006-09-19 その後の【THE PEN】その9 Dunhill & Cartier
2006-09-12 その後の【THE PEN】その8 S.T.Dupont
2006-09-05 その後の【THE PEN】その7 CARAN D'ACHE
2006-08-29 その後の【THE PEN】その6 Cross
2006-08-22 その後の【THE PEN】その5 Waterman
2006-08-15 その後の【THE PEN】その4 Pelikan
2006-08-08 その後の【THE PEN】その3 Sheaffer
2006-08-01 その後の【THE PEN】その2 Montblanc
2006-07-25 その後の【THE PEN】その1 Parker
2006-07-18 昭和51年の【THE PEN】その8 Waterman
2006-07-11 昭和51年の【THE PEN】その7 Sheaffer
2006-07-04 昭和51年の【THE PEN】その6 Pelikan
2006-06-27 昭和51年の【THE PEN】その5 Parker
2006-06-20 昭和51年の【THE PEN】その4 Omas
2006-06-13 昭和51年の【THE PEN】その3 Montblanc
2006-06-06 昭和51年の【THE PEN】その2 Lamy
2006-05-30 昭和51年の【THE PEN】その1 Cross