



上のLAMYの紹介記事の中に【事実ラミーは品質そのもので使う人から高い価値観を認められています】と書かれている。これを書いた人がどういう品質を思い描いていたのか聞いてみたいものじゃ。
おそらくは利用者にとって書きやすいものを高品質と捉えていたのではないかな?それは品質ではなく相性!本題とは反れるが、ちと品質について論じてみよう。いろいろな考え方はあるが、【あたりまえ品質】【一元的品質】【魅力的品質】という顧客の購買動機から考えた品質にフォーカスしてみる。
当たり前品質(must-be quality)
当たり前品質とは、あって当たり前と受け止められている特性。その特性が満たされていないことを不満に感じるが、満たされている場合には全く何も感じない。全て揃っていることを当然と思い、少しでも欠けている欠陥と考えられてしまう品質。信頼性や耐久性のことを意味する。
一元的品質(one-dimensional quality)
一元的品質とは、同じ値段なら性能が高いほど満足度も一様に上がっていく品質。車なら馬力のようなもの。
魅力的品質(attractive quality)
魅力的品質とは誰もが期待していなかったニーズを満たすもの。期待していなかったので、なくても負の効果はないが、あれば正の効果を持つ。魅力的品質は強化すればするほど、その満足度は級数的に大きくなる。顧客満足度は魅力的品質そのもの!
それではLAMYの品質はどれか?実は【当たり前品質】のレベルが凄いのじゃ。昨今の限定万年筆は魅力的品質の部分にフォーカスして発売されているが、基本となる【当たり前品質】がおろそかになっているケースが多い。軸の収縮、インク漏れ、キャップが後ろに挿せない、イリジウムの研ぎのムラ・・・
LAMYの凄さを一言で表現すれば【ムラが少ない】ということ。【ムリ、ムラ、ムダの排除が品質管理の基本】だが、LAMYはこのムラの無さでは世界最高の万年筆メーカーだと思う。特に書き味のムラの無さは凄い。拙者の経験した限りではサファリからペルソナまで、同一製品、同一字幅であれば、どれで書いても同じ!
調整を趣味とする拙者にとっては何ともつまらん万年筆じゃが、通販で購入する人には最高の万年筆でもある。
このLAMYのカタログを眺めていて、初めて気付いた万年筆がある。LF53じゃ。この純銀製のボディはどこかで握ってみたい。LFシリーズのニブは秀逸なので書き味にも期待できる。書き味だけならLF2000よりは数段上ですぞ。ムラは多少大きいがな・・・拙者はLF50は長く愛用しておった。
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