既に気付いておろうが、このペン先はMontblanc No.146のペン先と交換してある。Comboのペン先は鉄製がほとんどで、入手した時には既に朽ち果てている物が多い。従って使えるようにするには、金ペン先を移植するのが一番!ところがこれがかなり難しい。金ペン先はスチール製ペン先よりも薄いので、首軸に突っ込んでもスカスカになってしまう。そこで、色々な技を使う。多少大きめのペン芯を見つけ、少しずつペーパーで削りながらピッタリ入る状態を探る手法もその一つじゃ。
そうやって苦労しながら装着したMontblanc No.146のペン先じゃが、ペンケースにしまって5年もたつと、左の画像のようになる。ペン先とペン芯が離れてしまっている。最初はピッタリと密着していたのに・・・・実は、これが本邦初公開の【調整もどり】の実例じゃ! まずは猫背に調整したペン先が元に戻っている。さらに多少反らせていたペン芯が猫背気味に戻っている。そう、一回の調整で大きな力でひん曲げても時間がたてば、元に戻ろうとする力が働いて多少もどってしまう。18金製のペン先は素材が柔らかいので、調整もどりは少ないが、力を掛けると変形しやすい。14金製のペン先は一度成形すると戻りの力が強いので、良い弾力を提供してくれるが、力ずくで調整した場合には調整もどりが発生しやすい。従って高いところからゴムマリを落すように、何度も調整もどりを微調整しながら【もどりの振れ】を少なくしていくのじゃ。
今回のComboを改造したころには【調整もどりの存在】を知らなかったのでこういう調整になってしまった。今まで【調整もどり】を画像として紹介出来なくてもどかしい思いをしていたのだが、今回ふと見つけたこいつに大感激!ついに調整もどりを撮った!って感じですな。おそらくはこのBlog始まって以来のスクープ画像! 経緯を知らないと単なるヘタッピー改造画像なのじゃが・・・・
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