2006年11月09日

豊富な模様を誇った【Packard Combo】 ブラウン・マーブル軸 あれぇ?

2006-11-09 01 これもPackardのコンボ。茶色のマーブル軸じゃ。Comboの場合、吸入方式は必ずレバーフィラーとなる。尻軸側にペンシルの機構が入るので、レバーフィラー以外はありえなかった・・・。最近の物ではカートリッジ式もあるが、Vintageの太軸の場合は必ずレバーフィラーとなる。構造上長いサックが取り付けられないが、サック自体が異常に太いのでインク保持量はけっこうある。

2006-11-09 02 消しゴムなんかは使うことは無いが、予備の芯がなくならないように蓋代わりに取り付けてある。例によってParker Duofold用のスペア消しゴムを削って作っている。最近ペンシル用の大きなスペア消しゴムはParkerにしかないように思う。非常に重宝している。

2006-11-09 03 ペン先は朽ち果てていたので、Watermanのペン先を装着した。ル・マン100のペン先に似ているが、その直前に売られていた軽い軸の万年筆についていたニブじゃ。設計はル・マン100用と同じ。ル・マン100になって変わったのはペン先がバイカラーになった事くらいじゃ。このペン先は非常に柔らかくタッチも良い。ル・マン100に引き継がれたのも当然!

 周辺に多少エボ焼けが見られる。インクをつけないでいてもエボ焼けする事が証明された実例!

2006-11-09 04 以前、Montblanc No.146のペン先を取り付けてから5年経過して、調整もどりが発生した事例を紹介した。これもゆうに5年は経過しているが、左の画像のように調整もどりは一切発生していない。

 これに関して一つの仮説を立ててみた。14金のペン先の場合は調整戻りが発生しやすいが、18金のペン先では調整戻りが発生しにくい!

 鍛錬された古い14金ペン先は、力ずくで曲げても、時がたてば少しずつ元の形に戻っていく。一方、金の含有量が多い18金ペン先では、一度変形させると、戻る力が弱いので調整戻りが発生しにくい・・・!

 18金ペン先は成型しやすいので最近はよく使われている。しかし金ペンの弾力を楽しむには14金ペン先のほうが良い。ただし調整戻りがあるので、長時間かけて熟成していく必要がある。

 はて、この仮説は正しいのか?


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Posted by pelikan_1931 at 07:00│Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 万年筆