2007年01月07日

子供達にペンの持ち方を教えてあげて・・・

 本日より、毎週日曜日に【日曜日の随筆】として雑文を書きなぐってみる。筆記具に関係するテーマもあれば、そうでないものもある。今回は、たまたま昨日非常にインパクトがあった出来事について・・・

 拙者はめんどくさがりやで、まとめ買いを良くする。これは両親の遺伝子そのものかもしれない。小さいころから生活用品全般の在庫は【売るほど】あった。12畳は十分にあった倉庫の大半がそれらのストックになっていたため、石油ショックの時でもまったく動じる事はなかったとか・・・

 眼鏡についても、まとめて購入し、最後の一個が壊れそうになったら、次を購入している。多いときには7個、少なくとも3個は新調する。

 実は、懇意にしている眼鏡屋が原宿にある。非常にポップでオシャレな店。そこのオーナーは拙者より一歳年上じゃが、拙者の元秘書と結婚した。かれこれ10年以上前になる。

 そこのオーナーに新婚旅行後、誘われて原宿でごちそうになった。拙者と同年代でこれほど魅力的なヲヤジがいる事に感動と嫉妬を覚えた。今で言うチョイ悪風の風貌じゃが、非常なヒューマニストで、誰に対してもフレンドリーに接する。ただし仕事には妥協を許さない。

 眼鏡フレーム用セルロイド加工は福井県に腕の良い職人が多いそうじゃが、彼らとしょっちゅう喧嘩しながらも長いお付き合いをしている。デザイナーと職人の熱き攻防話は、拙者を痛く感動させてくれた。お礼にSheafferのノスタルジアにバーガンディーのカートリッジを付けてプレゼントした。

 ついに手持ちの眼鏡が最後の一個になったので、昨日4個作りに入った。拙者が眼鏡をかけるのは、タクシーを止めるとき、会議で投影されたスクリーンを見る時、自宅で大型TVを見る
時くらい・・・で、通常は胸ポケットに入れるか、ベストの首に挿している。従って良く忘れたり、落したりする。先日は京成線の線路に落した直後に電車が来て、拾うのを諦めて電車に乗ったし・・・

 生憎とオーナーは出かけていて不在だったが、若くてテキパキとした店員がカルテにイロイロと記入してくれた。そのボールペンの持ち方が 【超ドラエモン持ち】

 拙者が最初に【どらえもん持ち】に出会ったのは、フルハルター。いまや画伯のHP作成のキーウーマンである女性が婚約者と訪問していた。女性は万年筆を持つときに、人差し指の上に親指をクロスにかける・・・指摘したら、婚約者の男性が【私は どらえもん持ち と呼んでます】とおっしゃった。その男性とは、その後何年か経ていっしに長崎に旅することになった。画伯と一緒にな。

 ただその時見た【どらえもん持ち】は、一応ペンの尻は体側に倒れていた。筆記角度75度くらいであったように記憶している。【どらえもん持ち】非常に筆圧がかかりやすい持ち方なのであまり万年筆には向いていない。

 昨日みた若い女性店員の持ち方は、人差し指は通常の位置じゃが、親指の根元付近までが人差し指の上に被さっている。しかもペンの尻が体と反対側に前のめりになっている。筆記角度100度くらいか?

 それでいて拙者よりはるかに綺麗な字を書いているので驚きだが、体には良くない書き方じゃ。筆圧が非常に高くなるのと、手首の動きが制限されるので、肩が凝る。またペンポイントは親指の影から左目でやっと見える程度、右目では見えない・・・・ガチャ眼になりそう。眼鏡屋さんなら問題はあるまいがな・・・

 子供達の将来の健康の為にも、鉛筆やボールペンや万年筆の持ち方を、小学校低学年から高学年まで、作文の時間を作って教えるというのはどうじゃろう。ただ綺麗な字で、おもしろい内容が書けただけではだめで、正しい持ち方で書いたかどうかまでチェックするようにしていただければ、現代病の代表である肩凝りの発生頻度をおさえられ、万年筆を使える人も増えるじゃろう。

 【超どらえもん持ち】で書くには、万年筆をひっくり返して持った方が書きやすい。実際そう持って調整する事もあるが、指が太いので【超どらえもん持ち】が出来ない・・・


Posted by pelikan_1931 at 08:00│Comments(3) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 情報提供 
この記事へのコメント
めだかしゃん、どーむしゃん

昨日のWAGNER裏定例会を、10分くらい見学して行った、2人連れのイケメンの男の子2人は、万年筆を使った事ないにちゃんとした持ち方してました。
聞いたところ、お箸の持ち方を親から厳しく矯正された過去があるそうです。すなわち自然にちゃんとした持ち方を覚えたようです。

しかし子供達の将来持つであろう肩凝りのリスクを軽減してあげるには、やはり持ち方の教育は必要でしょうね。

金ペン堂ではかならず教えてくれるし、フルハルターでもやんわりと教えてくれます。

拙者もそれで持ち方を変えたから・・・
Posted by pelikan_1931 at 2007年01月08日 08:57
私も子供の時ひどい持ち方でしたが、中学生の時に必死に直しました。
あの書き方だったら万年筆にはハマらなかったでしょうね。

めだかさん>
おそらく40歳くらいまでの方は万年筆はほとんどお使いにならないと思いますよ。私自身三十路過ぎるまで本格的なものは一度も持ったことすらありませんでした。
ウチの両親は還暦を過ぎていますが、少なくとも子供の前では一度も使ったことはありません。でも子供2人は万年筆を使ってますが。
Posted by どーむ at 2007年01月07日 22:11
ウチの次男坊に「ペリカーノ」と「赤と黒」を使わせておりますが、次男坊が学校でクラスメートに使わせたときの話。
何と万年筆を知らず、「初めて見る!」と言ったあと、ふだんは普通の筆記角度なのに120度くらいの角度にして、ペンが思いっきり向こう側に倒れるようにして書き始めたとか。
これにはウチの次男坊もびっくりしたらしい。
きっと、そのクラスメートの家庭では、両親とも万年筆を持っていないのでしょう。万年筆文化の衰退がここまで来たのかと、少々嘆かわしい話です。
仕事柄、子供が筆記具を手にする姿はよく見ますが、きちんとした持ち方をする子は少なくなりました。だから、書く姿勢も悪いです。

pelikan_1931さん、万年筆を“使う”ことにスポットを当てていて、良いエッセイです。こういう広がりは嬉しいですね。
Posted by めだか at 2007年01月07日 09:29