
以前なら【色抜け物】や【名前刻印物】には見向きもしなかったのじゃが、最近ではむしろそちらに惹かれてしまう。拙者は最近のモデルばかり常用しているので、逆に名前刻印のある物に出会うことが無い。その事が郷愁?に近い感情を更に深めてしまうのかもしれない。母を亡くしてから更にその傾向が強くなった。

蛇足じゃがPelikan 100の復刻品:Pelikan 1931などの限定品は、インク漏れに注意じゃ。首軸先端の円周がキャップ内部の円周とほとんど同じの物がたまにある。キャップを締める時に息が詰まっていくような感覚。これが実に良いのじゃが・・・キャップを外すと大量のインクが首軸に附着するケースが頻発する。これは首軸先端がポンプ弁の働きをして、キャップを外す際に軸内からインキを吸いだしてしまうから。この対策は簡単で、首軸先端をペーパーで削ればよい。キャップを締める際に息が詰まるような感覚が無くなるまで削るのじゃ。



そこで其処を微調整すると同時にペン先先端の詰まり具合を多少弛めて、【ペン鳴り】が発生しやすい状態に調整した。現在WAGNERでは【Pelikanのペン鳴り】がはやっているでな。