2007年01月20日

【Remington Combo】 マーブルレッド ・・・Pencil Unitが外れない!

2007-01-20 01 これまたComboじゃ。非常に派手な模様をしておる。安いComboには派手な模様が似合うような気がする。以前は旅行には必ずComboを持参して、旅先でお世話になった人に差し上げたものじゃが、最近では飛行機の旅が増えたため、筆記具は持参しない事が多い。考えようによってはComboなんて凶器になるからな。ペンシルとナイフのComboというのも持っておった。ペン先調整の小道具に使っていたが、別の便利な器具を見つけた際、捨ててしまったようじゃ。

2007-01-20 02 通常Comboはペンシルユニットが外れて、そこに替芯や消しゴムを装着しておくのだが、このComboは一体型で、ペンシルユニットが外れない。細身のComboではよくあるが、これだけ太い軸では珍しい。加工は難しくないが、商品性はなかったのではないかな?

2007-01-20 03 ペン先には14K・・・と書いてあるが、首軸に隠れた部分にPlatedの文字がある。金ペンではなく、鍍金ペンじゃ。

 安い白ペン万年筆では、経年変化でペン先の鍍金が全て剥れて、鈍い銀色になった物が多い。これも真っ白といってよいほど鍍金が剥れていたが、かわいそうなので、14金で鍍金した。実は拙者が常備している金鍍金液は18金と20金だけ。今回の鍍金の為に、わざわざ14金鍍金液を購入した。万年筆よりよほど高価だったかも・・・

 子供だましの鍍金セットでは平滑面にしか鍍金出来ない。古い鉄ペンは表面がインクの酸で凸凹になっていてなかなか鍍金がかからない。そこである程度表面をサンドペーパーで平らにしてから鍍金を施すのじゃ。今回のは上記経緯もあり、特に入念に平滑化してから鍍金した。これは大成功!

2007-01-20 04 ペン芯を良く見ると、当時の一般的な構造じゃが、インク漏れトラブル続出だったと想像される。インクフロー超絶だが、インクを保持する力が弱いので、ほんの少しの気温変化でドバドバーと漏れたかも?

 萬年筆と科学を愛読するようになってから、よりいっそう万年筆に厳しくなったかもしれない・・・いかんなぁ・・・・

2007-01-20 05 これはペン先先端のお辞儀もどきだが、ベンドではない。単に先端の加工する際に、下向きに曲がるようにつまんだだけだと思われる。それにしても美しい形状じゃ。実際に書いてみても、書き味はなかなか良い。

 美しいものが全て良いものとは限らないが、良いものは大抵美しい形状をしているな。


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Posted by pelikan_1931 at 07:00│Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 万年筆