ル・マン100の発売は1983年。このカタログは1986年用。ということは配布開始されたのは1985年の年末じゃ。ル・マン100が国内で売られ始めてから2年後ということになる。
拙者が購入したのもこれと同じモデルじゃ。当時は6万円もした。その後5万円に値下げした時には非常に損した記憶がある。今考えれば多少ペン先のデザインが変わったのでガッカリする必要は無かったのかもしれない。
当時3.5万円のNo.146を買いにアメ横に初めて行って、店主の推薦で6万円のル・マン100を買ってしまった。No.149ですら4.5万円で、まだまだ1970年代モデルがいっぱいあった事を考えると、しまったなぁ・・・と考える事もあった。
しかし、試し書きした時の書き味の良さは尋常ではなかった。ハート穴からイリジウムまでの距離の半分程度の弾力が他社のとは別物。これしかない!と思って買ったのだが、馬尻調整の典型であり、書き出しでインクが出ず、重要な会議でメモを取り損ねる事が頻発した。何度か修理に出したが解決せず、最後は叩き折った。こいつが拙者に調整の必要性を教えてくれた貴重な一本なのじゃ。
centenaire26しゃんの語源となった【サントネール】も税込20万円でカタログに掲載されている。後の純銀軸と違い、首軸、キャップトップまで純銀で非常に重たい万年筆。重量級の万年筆が好きな人で無いと取り回しに閉口するじゃろう。もっとも見かけほどは重くないがな。
ル・マン100のペン先は7種類あるというのが当時の売り。他社ではさほどペン先バリエーションを(日本国内では)宣伝していなかったので、非常に新鮮だった。全てのペン先を所有したことがあるが、書き心地を求めるならMが最高。書き味(ぬらぬら感)ならB、書き味の良いスタブが欲しいならSTが良い。現在ル・マン100系は何本か持っているが、全てBとSTじゃ。これらは病み付きになる!
ル・マン200とジェントルマンのペン芯はまったく同じ。またペン先の大きさも同じじゃ。ル・マン200には先端にロジウム鍍金がしてあるだけ。この2本の書き味もGoodじゃ。軸が細いだけにかえって重量感が感じられる。軸の重みだけで書くにはちょうど良い。
キャップを後ろに挿したル・マン100の首軸先端を握って筆記しようとすれば、重いキャップが筆記バランスを狂わせて非常に書き難い。軸中央を持つようにすれば夢のような筆記バランスになる。人によって位置は多少違うだろうが、持つ位置にもスイートスポットがあるような気がするな。
文字盤に【Waterman】と書かれた腕時計が2個掲載されているが・・・特別に作ったものかな?周辺Goodsとしても見た事はないが・・・もし発見したらお宝じゃ!
【過去のWatermanカタログ】
2006-11-19 ひと昔前のカタログ 【ウォーターマン】 その3−2
2006-11-12 ひと昔前のカタログ 【ウォーターマン】 その3−1
2006-09-25 ひと昔前のカタログ 【ウォーターマン】 その2
2006-09-18 ひと昔前のカタログ 【ウォーターマン】 その1
2006-08-22 その後の【THE PEN】 その5
2006-07-18 昭和51年の【THE PEN】 その8


