
筆圧が強く、個性ある字形がお望みならうってつけの万年筆かもしれない。筆圧の低い人にとっては平凡な小型万年筆じゃが、いざ筆圧をかけて使ってみると、これが面白い。拙者も一時嵌った記憶がある。

【KF】の方がイリジウムの溶着部分が若干厚い。が、研ぎに差は無い。書き比べてみても差は感じられなかった。個人的には【KF】のほうがイリジウムだけ見れば【別嬪】じゃな。

ずいぶん前にmonolith6しゃんが【サツマイモ文字】と表現したが、言い得て妙!髭のついたサツマイモを思い浮かべれば、どういう字形になるのかが想像出来よう。



このニブの根元にあり小さな孔の意味が長年わからなかったのじゃが、昨日の【萬年筆と科學】の中で紹介されたニブを曲げる時の位置固定方式の亜流かな?



キュイーンと筆記音を立て、インク飛沫を上げてくれる!大成功じゃ!この壮大な【ペン鳴り】がするペンでゆっくりと文字を書いた時の気持ちの良さは尋常ではない。はやくわざとペン鳴りを出させる技を体得したいものじゃ。今回もたまたま運良く鳴いただけじゃった・・・