
最初の依頼品は1969年に作られたPilotのマニフォールドのニブ。団塊の世代が就職した年じゃ。立派な18金のペン先。ものすごく景気が良い時代だったのかもしれない。
ロジウム鍍金を!との注文だが、このニブには傷が付いている。鍍金は鏡面にしかかからないので鍍金を施しても一部は金色が残ってしまう。ただ貴重なニブの金を削ぎ落とすのも気がひけるのでそのまま鍍金した。一応首軸内部の部分なので問題はあるまい。







よく似ているといわれるNo.146とプロフィット。こういう芸当も簡単に出来る。拙者は以前、No.146にセーラーのクロスポイントを乗せて悦に入っていた事がある。あの万年筆は・・・お嫁に行ったはずじゃ。誰に嫁いだかは記憶に無い。


