2007年07月17日

暮しの設計 No.117 1977年 【世界の文房具】 その14

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 今回はルーペ特集じゃ。ページは右から左に向かって読んで欲しい。右端のページの右上の説明を読んでびっくり! 知らなかった・・・

 【レンズには青レンズと白レンズの二種類があります。青レンズは板硝子、白レンズはクラウンガラスが素材で、一般には高価な商品ほど白レンズが使われています。レンズを通してみた時の違いは、明るく、モノがはっきり見えるのが白レンズ、拡大してみるときは、青レンズと用途によって使いわけられます

 最後のセンテンスは正しい国語の文章になっていない気がするが・・・それはともかく、カメラのレンズには白レンズ、ルーペのレンズには青レンズなのじゃろう。ただしカメラやレンズメーカーが作るルーペは白レンズを使っているかもしれない。あまりに値段が違うのでな・・・

 右端の頁は基本的に婦人物だが、は男性の方が似合いそう。下のルーペンダント・ケースも気にいった。

 実用上は遠近両用メガネが便利なのであろうが、【両用】というのはおしゃれではない。カメラの【ズームレンズ】がおしゃれでないのと一緒じゃ。

 人前ではコイン型ルーペンダントは良い!コインの代わりに革では・・・右から2頁目の11、16番あたりに似た型をペンダント型に! 

 その場合はやはり白レンズルーペで使いたいものじゃ。まずはそれを捜さねばな。しかる後に、ルーペ付き万年筆ケース・・・イカン・・・両用はおしゃれではなかった・・・ 

 最近時計の日付が読み辛くなったので、そろそろ考えねば! 収納ケースはもちろんTAKUYA製を狙っている。

 白レンズルーペはWAGNER総動員で捜していただきたいものじゃ。もちろんWAGNERマーク入り。若人も30年後には必要になる!今のうちに作っておこう!ちなみに用途は調整ではなく、字が極端に小さい説明書を読むため。爺の為に一肌脱いでくれ・・・

 万年筆メーカーの出荷検査では、右から2頁目の42番と似た形状で倍率25倍ルーペを使うと聞いた。常時眼から離して確認するにはその方が良いだろう。疲れが圧倒的に少ないはず。ただ拙者は目にくっつけて使用するルーペが使いやすい。ま、慣れの問題だとは思うがな。

 この頁の左下にタイピン型ルーペが紹介されている。両用なのでおしゃれではないが会社では非常に便利そう。ただし、最近ではタイピンはタイの下にするのが一般的なので、分厚いレンズ付きは実用にならないかもしれない。

 左から2頁目の左下で紹介されている照明&アーム付き変倍ルーペは一見非常に便利そう。ところが顔の位置が固定されてしまうので意外と使いにくい。ヘッドルーペの方がずっと使いやすいのだが、頭に固定するベルトが安っぽくて萎えてしまう。ヘッドルーペもおしゃれにして欲しいものじゃ。

 一番左の頁の25番と似たタイプの15倍ルーペを愛用している。安いのであちこちに置いてある。どこでも同じものが使えるというのが一番ストレスを感じない。

 おしゃれ度合いで見れば、20番〜23番は魅力的。参考出品ということじゃが、発売されたのかな?

 一番便利そうなのは39番。高倍率ルーペを頭に固定する装置がついている。作業を中断する時には、ルーペだけ上に跳ね上げられるのでかっこいい!5万円になってもいいので、もう少しおしゃれにして欲しいものじゃ。


過去の記事】

2007-07-10 暮しの設計 No.117 1977年【世界の文房具】その13  
2007-07-03 暮しの設計 No.117 1977年【世界の文房具】その12 
2007-06-26 暮しの設計 No.117 1977年【世界の文房具】その11

2007-06-19 暮しの設計 No.117 1977年【世界の文房具】その10 
2007-06-12 暮しの設計 No.117 1977年【世界の文房具】その9 
2007-06-05 暮しの設計 No.117 1977年【世界の文房具】その8 
2007-05-29 暮しの設計 No.117 1977年【世界の文房具】その7
2007-05-22 暮しの設計 No.117 1977年【世界の文房具】その6 
2007-05-15 暮しの設計 No.117 1977年【世界の文房具】その5 
2007-05-08 暮しの設計 No.117 1977年【世界の文房具】その4 
2007-05-01 暮しの設計 No.117 1977年【世界の文房具】その3 
2007-04-24 暮しの設計 No.117 1977年【世界の文房具】vs【趣味の文具箱 Vol.7】 
2007-04-17 暮しの設計 No.117 1977年【世界の文房具】その1 


Posted by pelikan_1931 at 06:00│Comments(14) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 周辺Goods 
この記事へのコメント
イオリしゃん

楽しみにしております。大ルーペ大会になりそうですな。
Posted by pelikan_1931 at 2007年08月10日 06:09
ハクバ、キング、チェリー、LPL、パタソン、、、懐かしい名前です。

ボシュロムの最上級双眼鏡は信州の某メーカーのOEMのようですし、
ルーペもそんな調子でしょう。HAKUBAも同様でしょうし、これは
のぞき比べが楽しみです。日曜日の例会デビューに持って行きます
Posted by イオリ at 2007年08月08日 22:09
stylustipしゃん、イオリしゃん

拙者はHAKUBAの15Xを、shokubutsuen99しゃんに薦められて購入した。これもすごいですぞ。

今度比べてみましょうぞ。
Posted by pelikan_1931 at 2007年08月08日 20:38
stylustipさんオススメのボシュロム・トリプレット、昨日届きました。
倍率はpelikan_1931さんオススメの14xです。確かに諸収差は目立たず、
周辺部まで大きな像の崩れ無れも無いようです。キレイかつ楽に見えます。他の倍率も欲しくなりました。^_^;

入手先はhttps://www.amateurgeologist.com/、USPS利用で送料を
抑えられる、という単純な理由です。

ご療養中途のこと、お大事になさって下さい。> stylustipさん
Posted by イオリ at 2007年08月08日 13:24
イオリさんこんにちは。
ネガの確認などにはピークのx10,x15を使っていますが、
ボシュロムは普段携行し仕事にも使っていました。
で、休日は自宅に持ち帰り、レコード針の確認や、旧い工業製品の細部鑑賞が
主目的でした。
一昨年、職場で倒れてから自宅・病院の往復で、ボシュロムは職場に置きっぱなしです。
取りに行きたいのですが・・・
Posted by stylustip at 2007年07月21日 10:03
stylustipしゃん、イオリしゃん

ペン先調整は、全体の形を見るのが重要なので、最適なのは14Xじゃろうな。

もっとも20Xで周辺のゆがみが無ければ画期的じゃが・・・
Posted by pelikan_1931 at 2007年07月21日 09:57
stylustipさん、4つ並べてお持ちとは羨ましい限りです。
と同時にこのシリーズへの信頼をお見せいただいたようで、
俄然欲しくなってしまいました。20Xは使いこなしが難し
そうなので考えていませんでしたが、、、。他では見えない
ものが見える(当たり前ですが)と言われてしまうと、
じゃあそれも、と思ってしまいますね。
Posted by イオリ at 2007年07月21日 02:26
師匠、以前kugel_149さんの所に書いたものを転記します。
私が持っているのは、
Hastings Triplet x7,x10,x14,x20の4つです。
x20は国内に正規輸入されていませんが、下記から買えると思います。
(私は友人の主催した海外共同購入に混ぜてもらい、入手しました。)
x20は細部に宿った神を確認する為の、神の目 だと思っています。
http://www.opticsplanet.net/bausch-lomb-triplet-magnifiers.html
Posted by stylustip at 2007年07月20日 12:48
イオリしゃん

拙者も机ではPEAKの15Xを使っている。これが一番使いやすい。
ただ携帯には適さないがな・・・

宝石用というのはなかなか魅力的ですな。
Posted by pelikan_1931 at 2007年07月20日 01:15
はじめまして。
WAGNER2007に背中を押されて入会させていただいたイオリです。

これは宝飾関連や質屋さんで良く使うルーペのようですね。
通販でよければ楽天にもあちこちに出ていますが、
http://www.jwtool.com/rupe/rope.htmlが安いようでした。
ちなみに Bausch & Lomb の製品情報はここです:
http://www.bausch.com/en_US/consumer/visioncare/product/magnifiers/hastings.aspx

私が手許に持っているルーペはPEAKの15Xで、携帯用ではないし、
ボシュロムに興味津々です。現物をのぞいてみたいものですが、
御徒町あたりを散歩すれば宝飾用品店などで見つかるでしょうか。
Posted by イオリ at 2007年07月19日 09:28
stylustipしゃん

どこで売っているのであろうかな・・・
Posted by pelikan_1931 at 2007年07月19日 05:46
職場に置きっぱなしのまま、長休に入ってしまい、持ち腐れ状態です。
Posted by stylustip at 2007年07月18日 21:48
stylustipしゃん

そういわれれば、当時としては高価ですな!
Posted by pelikan_1931 at 2007年07月18日 21:35
25−28はおそらくボシュ&ロムの
宝石鑑定用ヘィスティング・トリプレットだと思うのですが、
コレは、抜群の見え方です。低収差・高解像で超お勧めです。
Posted by stylustip at 2007年07月17日 08:25