左は先日紹介したオフィスプリンターのインクらしい。どうやって使うのかは不明・・・
なんせ本物も類似品も派生品も見たことがないので想像が出来ない。
【プリントゴッコ】も、インクジェットプリンター専用の年賀はがきが発売されて以降使ってないので、仕組みも忘れてしまっておるしな・・・
もし構造をご存じの方がいたら教えて欲しい。カーボン紙に凸の部分が無いだけに、どうやってインクを付けるのかどうしても想像できない・・・ こちらはスタンプ台。これならペリカンらしい。100周年の社史を見ると萬年筆よりもインクが中心の構成だった。
この125周年の総合カタログでも、まだ萬年筆は登場していない。もう少し後の頁じゃ。満を持しているのか、やはり、会社を背負っている製品ではないのか・・・
中学校1年生に戻って身の回りをペリカンの製品で埋めてみたい欲望にかられる。特にこのスタンプ台は良い!
たんにスタンプ台にペリカンのマークが焼き付けているだけなのだが、それで良い!LVのマークの製品で身の回りを埋め尽くすのと比べればずいぶん安く上がりそうじゃ。 こちらは、おそらくはスタンプ台にインクを補給するもの。ドバーと入れるのではなく、刷毛でペタペタと補給する仕組み。
考えてみれば昔はこうやって、自然とエコロジーが達成できていた。今ならスタンプ台ごと交換するだろう。
どうしてこういう考え方が廃れたのかなぁ・・・
昔、黒白写真【B&W】で写真コンテストに応募していたころは、フィルム現像液の調合に凝っていた。当然、目標とすべきハイアマチュアやプロの写真家の調合にも興味津々だった。
拙者が中学生のころまでは、D76にD76-Rという補助液を加えながら、ウナギ屋の【秘伝のタレ】のように大きな瓶に保存している人もいた。底の方はドロドロ・・・あれには憧れた・・・
それが拙者が高校の高学年くらいになると、D76-Rの手法が廃れて、D76の原液を補充するのが流行した。これは微妙にPhが変わるので、好ましくないはずなのだが、長年使っていれば誤差の範囲なのだとか・・・
拙者はこの方法にはなじめず、あいかわらずD76-Rを処方して使っていた。
社会人になるころには、フィルム現像の世界は希釈現像が流行。1:1どころではなく、1:3程度にまで希釈した液で現像し、使い捨てにするというもの。
なんとなく現像が上がったものにコクが無いような気がしたが、温度を25度まで上げても現像の進行が遅いので並行処理がやりやすい事や、いつも結果が安定している事から、拙者も次第にそちらにシフトしてしまった。
当時の友人の一人は、今でも【秘伝のタレ】で現像を続けているらしい。彼にポリエチレングリコールを進めてみたのだが、無理だった・・・【秘伝のタレ】の組成が変わるのはイヤだと・・・。
息子さんは写真には興味がなかったらしいが、お孫さんが高校の写真部。ただし【秘伝のタレ】は絶対に使わせないとか。
現像時間の管理まで5秒と違わず出来てこそ【秘伝のタレ】の伝承者たりうる!
究極のエコヲヤジ。何百本もの萬年筆を葬り去った拙者の対極にある友人じゃ!
過去の【Pelikan 125 Jahre Katalog】
2007-10-14 Pelikan 125 Jahre Katalog その9
2007-10-07 Pelikan 125 Jahre Katalog その8
2007-10-02 Pelikan 125 Jahre Katalog その7
2007-09-25 Pelikan 125 Jahre Katalog その6
2007-09-18 Pelikan 125 Jahre Katalog その5
2007-09-11 Pelikan 125 Jahre Katalog その4
2007-09-04 Pelikan 125 Jahre Katalog その3
2007-08-28 Pelikan 125 Jahre Katalog その2
2007-08-21 Pelikan 125 Jahre Katalog その1