やっとPelikan SAHARAを入手した。発売後しばらくして販売店に【頂戴】と言って代理店に聞いてもらったら、日本での出荷数分は終了してしまったので、独逸からの取り寄せになるとのこと!
そ、そんなに人気が出ていたのか!店頭に並べているところも多いので、安心していたのだが・・・
昨今の萬年筆ミニブームを見込んで、販売店がストックに走っているのかもしれない。
これはパッケージに同封されていた取扱説明書の表紙。本当にSAHARA砂漠かどうかはわからないが、砂漠に対する憧れを感じさせてくれる。
軸にこの雰囲気が出ているのだとしたら楽しみ!
特徴は軸に砂漠の尾うねり模様が彫られ、その上に透明樹脂か工業用漆が塗られている。
インクを入れない場合の重量は32gであり、ナイアガラの滝よりも若干軽い。胴体の刻印で削り取られた部分の差かな?ちなみにM800は28.9gなので、はるかに重い。メタボな胴回りのせいであろう。
ずっとキャップを後ろに挿して使っていたのだが、持つ位置がメタボ腹の一番太い部分になってしまい、疲れが早い。
そこでキャップを挿さずに、ややペンを立てて書いてみると絶妙!ネジの部分を中指に乗せるような位置が一番拙者にフィットする。キャップを挿さない方が書きやすいのはM1000、No.146に続いて3本目じゃ。もっともNo.146は挿せないのだがな・・・
ナイアガラの滝のペン先(銀一色)と違いSAHARAのペン先はバイカラー。M650の18金ペン先と同じもの。従ってM650用のBBニブを装着する事も出来る。2本購入したうちの一本にはBBニブを装着して飾ってある。
既に何度も提案しているが、Pelikanは日本でのペン先の検品を強化した方が良い。拙者のSAHARAは独逸からとはいえ、Pelikanの正規代理店経由での購入じゃ。なのに購入直後で左画像の状態!
ペン先の左右に大きな段差がある。もう一本は多少マシだった。これはペン芯の上で、ペン先が左右にずれた場合に発生する現象で、爪で横に押せばすぐ直る。出荷時点でピコっとやれば直るのだがなぁ・・・
もっとも根本的には、根元を長くして、ソケットとの密着度を向上した方が良い。すなわちNo.149のようにするわけじゃ。コストの問題もあろうが是非考えて欲しい。同じような現象はM400にもM800にも発生している。
こちらは横からの画像。ペンポイントは大粒で良いのだが、スイートスポット無しでは極上の書き味とはいかない。今回は調整しないで、どんな感じなのか一ヶ月ほど楽しんでみようと思う。
段差が無くなっただけでも書き味はずいぶん向上するのでな。
こちらは全体分解画像。M800を分解するのと同じ工具で分解・組み立て出来る。このあたりはすばらしい設計思想じゃ。No.146などと違うのは、ピストンの装着に接着剤を使っていないこと。ネジの精度に対する自信がうかがえる!
この設計思想だけは後世に引き継いでもらいたいものじゃ。
こちらはソケットから外したペン先の拡大図。現行品のM800のニブと同じく、ややメタボな形状。別ルートで入手したM650用のBBニブはウェストがやや締まった美しい形状をしている。気のせいかも知れないが・・・
こちらが段差を修正した状態。拙者は全て分解して微調整しないと気が済まないのでこうやってしまうが、爪で押すだけで直る確率が6割以上ある。
爪でダメな場合は、ソケットからペン芯とペン先をタタキ出して微調整することになるが、この作業を繰り返すと、ソケットが緩くなって、書き出しで筆圧を書けただけでズレが発生するようになってしまうので、あまり神経質に抜き差しを繰り返さない方がよい。
こちらがちゃんとセットした状態の画像。スリットも開き、ズレも無くなった。
書いてみると、なんとも下品な書き味。スイートスポットが無いからじゃ。初めての人ならBってこんなものか・・・と我慢して使うだろうが、スイートスポットを作った太字に一度嵌ると、この書き味では満足できない。
ただし、今回は、スイートスポット無しでしばらく使ってみようと考えている。多少ワクワクしている。手になじむプロセスがあるのかな?という期待じゃ。
最後に注意事項! M600系はペン先ユニットをつまんで左に回して外し、内部を清掃して右にねじ込んでソケットを固定する作業を終えた段階で、ペン先がペン芯とズレますぞ。この作業自体を止めた方がよい。【pf】付ニブ時代のM800では考えられない事じゃが、最近のモデルではM1000を除いてズレる事が多い。もともとメーカーは推奨しているわけではないので、止めておいた方がよい。このSAHARAでも100%ズレた。最後の爪での微調整が日課になっている。
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