今回はカミソリを紹介しよう。実は拙者のブースで一緒に販売していたK氏が、おかしな物をいくつか出品していた。不思議と趣味が似ているので、全部欲しくなってしまった。ちゃんとしたゾーリンゲン製のカミソリ。
中学校の社会で、ゾーリンゲンは刃物の産地と教わったはずだが、この箱を読むまで、そのことは記憶の外にあった。【まったくの未使用ですよ!】と、後輩はささやく。それで購入を決めた。ひげそりの中古はイヤじゃ!
中には大きなカミソリが!つい最近までこういうカミソリが使われていたなぁ・・・。今では行きつけの床屋ではセラミック製の棒で顔を剃る。なぜ剃れるのかが不思議なような代物じゃ。
それにひきかえ、このカミソリは実に良く切れそう。手首も切れるのではないかと考えたら背筋がゾワゾワ・・・
こういうカミソリはどうやって研ぐのかなぁ・・・と考えていたら思い出した。つい最近カミソリ研ぎを入手していた。
むかし懐かしい馬革のカミソリ研ぎ!
実はペン先の仕上げ調整用に、最後のロットを買ってきてもらったもの。これで仕上げをすると、書き味が丸くなるのじゃ。
実際にコレでカミソリを研いでいたのかどうかは疑問。カミソリの表面に付着した油分を拭う目的で使っていたのかも知れない。
子供の頃、床屋で顔剃り前に、床屋さんが同じ革でシャリシャリとカミソリを研いでいたのを思い出した。それにしても、この革、一本で10500円。男の遊び道具としては破格に安いが、実用に供するならかなり購入に覚悟がいったであろう。
やはりペン先とカミソリの刃は似ている。刃の先端を指の腹ではじくように擦ると、【ピ〜ンピ〜ン】と甲高い音が響く。ああ、ペン鳴りに似ているなぁ・・・とつぶやいてしまう拙者は、やはりどこか病んでいるとしか思えない。