5月4日(火)には、ひさしぶりに万年筆くらぶ【フェンテ】のでべそ会長宅を訪問した。2年ぶりくらいかな?
どういうメンバー構成になるのかは、もより駅の改札に着くまで知らないでいた。こういう会合はドキドキ感があって実に楽しい。集まったメンバーで駅前のスーパーで総菜やお酒を買い、各自が持ち込んだお酒や食料と合わせて、いきなり酒盛りが始まった。(左画像はスーパーで入手したお酒で、結局は飲み干しました)
途中で、恒例の【4本のヘミングウェイ・・・BPを合せると7本!】の拝観をし、革鞄コレクションを見せていただいた後で、延々とお話をしていた。
でべそ会長を含めて総勢7名が14:30〜22:30まで8時間!。時間的にはWAGNER定例会と変わらないのだが限定された、メンバーで集中的に萬年筆界の近未来を話し合うのは夢もあって実に楽しかった。
でべそ会長との付き合いは15年くらいになるが、彼がフェンテを立ち上げてから18年が経過している。また、その前に2年間ほどパソコン通信で当時の仲間と語らっていた期間もあるとか。
拙者が一番興味があったのは、将来万年筆くらぶ【フェンテ】をどういう運営にするのかということ。拙者はでべそ会長より年上なので、【フェンテ】以上に【WAGNER】の方が切実な問題なのだが・・・
これに対するでべそ会長の見解は明確。【最初から立ち上げるからおもしろいし、苦労も多いが、やりがいもある。人が作った組織を引き継いで運営するなんて大変な事ばかりでやりがいは無いんじゃない?少なくとも僕はイヤだなぁ】。目から鱗であった!
趣味の会は、一子相伝の世界ではなく、一代限りの世界の方が良いんだ!
厳しくても自分で立ち上げた方がおもしろいのは事実。WAGNERの中でも小グループ活動がいくつか出来てきているが、いずれはそちらが中心になっていくだろう。それぞれが研究成果やイベント主催、萬年筆開発などの実績を残し、フェンテやWAGNERが狙っていた萬年筆界の発展に寄与していくというのが無理のない姿であろう。
Niftyのパソコン通信の会議室が、フェンテ創立に30人強の人材を提供し、Pen Collectors of Japanの創立にあたって、フェンテから60人のメンバーが参加し、WAGNER創立時の20人強のメンバーは、kiyomiさんの万年筆談話室のメンバーで、ほとんどがフェンテの会員でもあった。現在WAGNERの会員数は400人ほど、フェンテが500人ほどで、おそらくは200人ほどが重複したメンバーとなっている。
古い組織は新たな組織と対立するのではなく、どんどんと人材を提供する形になれば良い。そして新たな組織は新たなメンバーを萬年筆界にスカウトして欲しい。それこそが萬年筆界の活性化に繋がるはずじゃ。