
そこに書かれている本来の意味を曲解すると爆笑ネタになる事も多い。
まずは、故事・ことわざを赤字、それの正しい意味を青字で示す。
それに対する拙者の曲解を下に黒字で書いておく。
これを真似て、青字の部分に関する【浅はかで愚かな解釈】をコメント欄に書いて下され。
1:月日変われば気も変わる;
月日がたてば人の心も変わる。人の心は定まったものではなく、多くのことは時間が解決してくれるということ。
→ 月日変われば手も変わる(時間とともに萬年筆の美味しいところを生かすように持ち方が変わっていく)
→ ペンポイントが摩耗して書き癖に合わせて削れるのではないよ。(削れるほど力を入れて書いていたらいつまでたっても書き味は悪いよ)
→ 月日かわれば調整師も変わる。(歳とって眼の焦点がわからなくなると、眼で調整していた人も指の感覚で調整せざるを得なくなる。えてしてその方が書き味も良い・・・という不思議)
2:肺腑を抉る(はいふをえぐる);
相手の心の深いところに強い衝撃を与えるたとえ。肺腑は肺臓のこと。転じて、心の奥底の意。肺腑を衝くとも言う。
→ 【煙草だけは止めた方が健康のためですよ!】と主治医に肺腑を抉られても、主治医がいなくなるとうまそうに煙草を吸う・・・改◯大◯王
→ 事前打ち合わせのとおりの展開だとほくそえんでいたのに・・・
→ 肺腑を抉られても、めげずに、ペン芯を抉る・・・改◯大◯王
3:月満つれば即ち虧く(つきみつればすなわちかく);
何事も頂点に達すれば、あとはしだいに衰えていくということ。月は満月になればあとは徐々に欠けて細くなっていく意から。
→ ペンポイントは完璧に調整された直後が最も書き味が良い。あとは書き味は悪化の一歩をたどる。
→ もし、書き味が良くなるような錯覚を覚えるとすれば、それは手が研磨になじんでいくから。変わるのはペンポイントではなく持ち手の使い方。
→ どの程度、持ち手が萬年筆になじんで変化するかを一瞬で見分けるのがプロの技。残念ながらコレだけはプロにかなわない。
4:分別過ぐれば愚に返る(ふんべつすぐればぐにかえる);
あまりに深く考えすぎると、かえってくだらない考えになってしまうということ。過ぎたるは猶及ばざるが如し・・・と同義。
→ もっと良く、もっと書き味良く・・・と考えすぎてペンポイントを飛ばしてしまった時の反省。
→ 分別のつく40代を超えてから萬年筆に嵌まると、愚かだなぁと自分で反省するほどの行動に出てしまう。
→ 萬年筆との付き合いも、仲間との付き合いも、軽〜るく、軽〜るく・・・というのが良い萬年筆ライフのコツ!
5:月夜に背中あぶる(つきよにせなかあぶる);
やりかたが見当外れだったり、まわりくどかったりして、まるで効果がないことのたとえ。月の光で背中を温めようとしても、どだい無理なことから。
→ 15000番のラッピングフィルムで、ペンポイントの形状を時間をかけて変えようとすること・・・効果無いどころか(以下自主規制)
→ ペンポイントの形状を変えるのと、エッジをかすかになまくらにするのとは、狙いが全く違います。お間違えなく!
→ 前者は筆記角度や用途に適合させるのが目的。後者は筆記感の微細な変化が目的。
→ 荒研ぎと仕上げ研ぎと考えてはいかんよ!
6:枚を銜む(ばいをふくむ);
声を立てず、じっと息をこらすたとえ。【枚】は昔、夜襲の際に、兵や馬が声を出さないように口にくわえた棒。銜むはくわえる意。
→ 枚を銜んだ・・・みずうみの悪魔 (前回の九州地区大会で3分間沈黙した)
→ 萬年筆を嫁に無断で購入したのがいつバレるかと気になっている状態。
→ ペントレで狙っているブツを握って悩んでいる人の側で、【離せ!離せ!】と念じている状態。
→ 親方に【しばくでぇ!】と言われながらも、まったく別の事を考えている・・・ケロリン。本日、とんでもない事が起こる予感がする。