2011年11月11日

2011 関西ペントレNo.2の目玉

2011-11-11 01今回の関西ペントレの目玉として出すものを一本だけ紹介しよう。ご存じPelikanの青龍。たしかゴールデン・ダイナスティと紹介されていた。四神シリーズの最初に発売された物で限定888本。2●9/888という限定番号の刻印が天冠に刻まれている。

拙者が定価より高く購入した1990年以降に発売された萬年筆は9本しかないはずだ。そのうち青龍が3本、ゴールデン・フェニックスが2本、イカロス2本、ヘミングウェイ2本だと記憶している。一番高かったのは四神人気が頂点だったころにユーロボックスで購入した一本目のゴールデン・フェニックスで35万円、2番目が青龍がまったく出なくなった数年前に三光堂のHPでみつけて購入した青龍で31.5万円だった。

今回紹介するのは、eBayでの購入だが、箱無しの新品で18C-M(pf)付きで2200ユーロ(送料込)で購入した。当時の1ユーロは127円程度なので28万円弱。

2011-11-11 022011-11-11 03ペン先は(pf)のBを徹底的に調整したものに交換しているので、すぐにインクを入れてもにゅるにゅると書ける。

未使用の限定品ではピストンが渋いのが常だが、実はこれも渋かったので、今朝グリースアップした。スリットもすばらしい状態に・・・開いているのでインクフローは十分だが、ドバドバにはならないはず。

2011-11-11 04ペン先は、やや寝かせて書く人に合わせて調整してある。拙者と同じ筆記角度なら完璧!

またキャップの内側のエッジを軽くラッピングフィルムで面取りしてある。これをやっておかないと長年使用すると、インク窓がキャップの内側のエッジで引っかかれて傷だらけになってしまう。

【Pelikanの弱点を知り尽くした上での熱狂的ペリカン愛好家】の拙者が自信を持ってお嫁に出す一本!どちらかというと男性的な趣なので、三人兄弟の次男を婿入りさせる感じかな?お値段は当時のユーロの数字【2,200】に、明日のドル相場(買い相場)を掛けたくらいでいかがかな?ツバつけるのが早い者勝ちです。支払が早い者勝ちではありません・・・



Posted by pelikan_1931 at 11:11│Comments(3) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 萬年筆紹介 
この記事へのコメント
お師匠様

面取りの件、ご教示いただきありがとうございます。
エッジを確認しながら施行してみます。

どうもありがとうございました。
Posted by だぶる at 2011年11月12日 10:10
だぶるさん

面取りは2000番くらいのペーパーで2〜3廻りさせる程度で良い。プラスティックのエッジを少しだけ丸くする程度で十分じゃよ。
Posted by pelikan_1931 at 2011年11月12日 01:04
最近、現行品ペリカンに嵌りつつあります。
一点、ご教示いただきたいことがあります。

「キャップの内側のエッジの面取り」は、どの程度すればよろしいのでしょうか?
例えば、トレド系のキャップの場合、キャップの内側のエッジは非金属で、その外側は金属(メッキ?)になっているかと思います。

面取りした後でも、キャップの内側のエッジの非金属部分が残っている程度でもよろしいのでしょうか?
或いは、キャップの内側のエッジの非金属部分が完全になくなる程度まで面取りした方がよろしいのでしょうか?
Posted by だぶる at 2011年11月11日 22:58