待ちに待ったPelikan M320のパールホワイトが入荷したとの連絡があったので急いで確保してきた。箱はM320レッドの時のハート型とは違い、半円形で外はビニール製の革もどき仕上げ。白い糸が結構おしゃれ!
フラップは磁石製なので離すだけでパチンととまる。そして手で離さない限り絶対に(不用意に)蓋が開かないしかけになっている。
箱を開けると小さなブラウン・インクのボトルとハートのマークのついたポストイットが入っている。萬年筆をセットするところには帯が付いているのだが、これがきつすぎて萬年筆を引っ張り出そうとすると箱を壊しそうになる(というか帯を引きちぎりそうになる)。いったん自宅に着いたら、萬年筆は帯の上に置くのが良いと思う。実際、ネットショップの写真では、帯の上に萬年筆を展示しているのが多い。こちらが軸。わけあってペン先は外してある。実際にはF,M,Bのペン先バリエーションだが、特別に14C-BBのペン先をつけてもらった。ところがこれがあまりかっこうよくないので、外して換装することにした。
この軸は、まさにパールホワイトというか、アイボリーと呼ぶか・・・とにかく美しい。セーラーの象牙製の萬年筆が経年変化で白から黄色がかってきたころのような美しさを持っている。今までの黄色、緑、赤とはレベルが違う美しさ!天冠もゴールド!これは国内販売されたM320レッドと同じ。この天冠に彫られたペリカンのベースとなる部分の色が微妙に軸色とマッチしているのも良い!
白軸なのでインナーキャップも半透明。ちなみに黄軸、緑軸も半透明のインナーキャップ、海外仕様の赤軸は黒のインナーキャップだった。国内仕様のM320は持っていないので不明だが、軸色が明るいのでおそらくは半透明のインナーキャップだと思われる。こちらがペン先を換装したM320 パールホワイトの全体像。これがM800の大きさだったらどんなに良いだろうか・・・と考えてしまう。過去何度か使おうとしたがM320はやはり拙者の手には小さすぎる。
M300/M320/M350はM400の弟分というよりはM1000の妹分。ソケットの形状やペン先の柔らかさなどはM1000の血の方がM800/M600/M400系の血よりも濃いのは事実。残念ながらM300の黒軸は2012年版の The Pen から消えてしまったが、M300の緑縞軸は生き残っている。ペン先は初期のM350の18C-BBのペン先に換装した。このペン先は格好が良い!ちょうどM800のPF刻印付きの時代の形状と似ている。ウェストが引き締まってほれぼれするほど美しい。
そしてプリンセスのように美しいM320パールホワイトには18Cのペン先がよく似合う。これまでM320の緑軸に装着していたが、それをはずしてこちらに付け替えた。M320の18C-BBニブ(前期)は2個しかないので、M350とM320パールホワイトに装着している。またM350は天冠をゴールドに換装している。
キャップを後ろに挿すと長さが違うように見えるが、キャップを締めるとまったく同じ長さ。M300系の拙者のコレクションはこの2本で完結じゃ。
激動の2011年の最後に、とてもすばらしい萬年筆に出会うことが出来た!