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この記事で紹介したMontblanc No.146のペン先の形状が忘れられなくて、それを現在の萬年筆で実現できないかトライしてみることにした。ペンポイント先端部が若干反り気味である必要があるので、手っ取り早いし数もあるのがWAGNER 2009ということで、こいつを素材に調整してみることにした。![]()
WAGNER 2008はSenatorブランドで作られている。ということはペン先はボック社製。300本の製造を依頼した直後から金の相場がガンガン上がっていったので、作るに際して金の量を減らしたのでは?という疑惑がある。ペン先とペン芯が緩いのじゃ。
そこでその状態を改善してから配布したので、ものすごく(拙者の)手がかかった萬年筆となった。ペン先は角研ぎで非常に大きなペンポイントを持っている。これをNo.146のように研ぐのは、かなりの時間がかかりそう・・・![]()
横顔を見てもずいぶんと厚くて短いペンポイントじゃ。出来れば薄くて長いペンポイントの方が作業が楽だったのだが・・・
いずれにせよ、この柔らかいペン先を削って日本字の縦書きが綺麗に書ける調整をやらねばならない。まずはその1回目。かなりの試行錯誤があった。
最初に、この下に厚いペンポイントの腹をぺったんこに研ぐ。![]()
左が模範となるNo.146のペンポイント。今回真似して研磨したのが右側じゃ。曲線は似ているのだが、先端部で戻りがあるので同じ形状には出来ない。ただし書き味はかなり似てきた。ペン先は柔らかいのだが、引っ掛かりはNo.146よりも少ない。ただ柔らかいニブなので強筆圧で書くような人にもたれたらひとたまりもない。![]()
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左端がNo.146、真ん中が研磨前のWAGNER 2009、右端は研磨後じゃ。今回の方がペン先の斜面が急になった。その分、いっそう柔らかくなりヘロヘロが強調されることになった。
柔らかい書き味が好きな人にはたまらない書き味!ただ拙者には柔らかすぎてうまく使いこなせない。使いこなした人なら、Soft-長刀と表されるかもしれない?とにかく柔らかいのだが、腰の無い柔らかさといえる。文学的表現をすれば底の浅い柔らかさかな?
本日の会場に持参するので、ぜひお試しあれ!ただし筆圧には注意してね!
【 今回執筆時間:4時間 】 画像準備1h 修理調整2h 記事執筆1h
画像準備とは画像をスキャ ナーでPCに取り込み、向きや色を調整して、画像ファイルを作る時間
修理調整とは分解・清掃・修理・ペンポイント調整の合計時間
記事執筆とは記事を書いている時間