2012年09月06日

筆記具関連四方山話 【 ヘッドルーペ・ボーグルーペ 】

1左画像の右側2つは、拙者が日常的に使っているルーペ。右端のものはつい最近、使い始めた。いずれも用途が違う。

右端のものは倍率2.5倍程度でそれほど拡大率は高くないのだが、手元をくっきりと見るには実に良い!
いわゆる老眼鏡のかわり。拙者は歳(60歳)の割に老眼が進んでいないらしく、新聞や文庫本を読むのに眼鏡はまだ必要としていない。 
ただし、ペン先調整時のペンポイントのエッジは流石に見えず、ピントが合っていない。それでも不自由しないのは、指先の感覚でほとんどわかるからじゃ。
それでも数分に1回くらいは小型ルーペで先端部を拡大して確認している。ところがこの大型ヘッドルーペを使うと、ペンポイントのエッジが鮮明に見えるのでペーパーを当てている位置を確認しながら研磨出来る。従って小型ルーペで確認する頻度が極端に減り、非常に生産的。
また両目を開けて作業できるし、ルーペ以外の部分も視野に入っているので、物を落とした時や、別の部品を捜すにも便利で最近利用頻度が増えた。

画像中央は、おなじみボーグルーペ。こちらはペン先とペン芯の中央を合わせるような細かい作業の時に使っている。両手で作業し、片眼で確認する時じゃ。
時計屋さんが使っているような針金付きのルーペも持っているが使わない。なんせボーグルーペについているLEDライトが便利なのじゃ。
画像で見ると、左端の新品の二眼ボーグルーペと比べると、ずいぶんとLEDライトの明るさが減ってきているが、現在ぐらいの明るさが一番使いやすい。
このボーグルーペは、電池交換しようとするとバラバラになってしまうので、LEDの電池が切れたらご臨終だが、既に1年以上毎日使ってこの程度の劣化。あと1年は十分に使える。2年使って1000円なら安いものじゃ。
現在、もっとも重宝しているルーペ。

左端は二眼ボーグルーペだが、このままかけると、眼鏡を無くした横山やすし状態となってしまう。最初は何も見えない。そもそもペンポイントをピントがあう位置に持ってくるだけでも大変で、何度も顔を突いた!
これは 二眼で使う物ではない。利き目がある人が、反対側を外して使うためのものだ。事実、ルーペユニットはネジですぐに外すことが出来る。
使わない方のルーペをハネ上げて使う事も出来るのだが、いかんせん重すぎて鷲鼻の人で無い限りはすぐにズリ落ちてしまう。
もしこのまま使うとすれば、ウィンクが出来ない人向け。片眼だけに焦点を合わせれば、反対側の目には全く焦点があわないので、目を閉じる必要が無い。
これはコレで非常に便利。ただ、それだけの為に、このような重いグラスをかけるのはゴメンじゃ。やはり利き目ではない方は外して使うのがよかろう。

Posted by pelikan_1931 at 07:00│Comments(7) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 萬年筆紹介 
この記事へのコメント
むとさん

見事な仕上がりでしたねぇ。あれで軽ければいうことなしです!
Posted by pelikan_1931 at 2012年09月09日 08:26
昨日、仙台に持ち込んだ4個のボーグルーペは完売!

だんだんと認知されてきたようです。それにしても、ペン先を確認刷る以外の目的にはなくてはならない道具になってしまいました。

ペンポイントだけは、解像度の良いルーペの方が良いですが、ペン先のズレを直すときなどには重宝します。
やはり見ながら作業できるのが最高!
Posted by pelikan_1931 at 2012年09月09日 08:24
お師匠様、皆様、おはようございます(^^)

私、ボーグルルーペのルーペ部分を、PEAKの15倍ルーぺに換装致しました。
径が同じですが、金属支持部分の厚さの分だけ、合焦しません。
そこで、少々削って合わてみました。
もう少し、調整が必要かな?
Posted by むと at 2012年09月07日 08:35
 私も一度バラしましたが、再度組み立ててそのまま使ってます。外すと中の部品が飛び出てきてびっくりしましたが、LEDの極性など考えたらこうだろうと想定して組み立てたら元通りになった記憶があります。

 この両目用、いいですね。欲しいです。ニコイチで作ったわけではないですよね?
 ただ、私の場合、近視+乱視があるので、コンタクトをいれて使わないと乱視の影響で綺麗に見えないです。近視だけなら、単にピントの合う位置が違うってだけで済むのですが。まぁ、自分の眼の問題なので如何ともしがたいですが。

Posted by Mike at 2012年09月06日 21:20
個体差や改良版ではなく、こういうことかもしれません。
1.蓋を開く--中のパーツが飛び出してバラバラになる--欠陥品と判定して廃棄
2.蓋を開く--中のパーツが飛び出してバラバラになる--飛び出したパーツを元の位置に戻す--正常動作
いずれにせよ、リチウム電池は超寿命なので、バッテリーが切れたときに2.をトライしてみてはいかがでしょうか。
Posted by Mont Peli at 2012年09月06日 10:42
職場で1回かけたら,皆さん口をポカッと開けてました。(笑)
Posted by こうのすけ at 2012年09月06日 09:11
>このボーグルーペは、電池交換しようとするとバラバラになってしまうので、LEDの電池が切れたらご臨終---

同じタイプのボーグルーペを使っていますが、箱の底の図解通りに蓋を外して電池を取り出し、再度セットしても何の問題もなく使えています。個体差なのか改良版なのかわかりませんが。
電池が切れたら、2個付いている方の片方を外して移植すれば良いのでしょうけど。(効き目が逆の人と交換すればベターだとは思いますけど)
Posted by Mont Peli at 2012年09月06日 08:25