そこで、不定期ではあるが、【テストの珍回答】を紹介しよう。
問いと模範解答を最初の頁に、珍回答をつづきの頁に記す。
1: 英語:次の英文を日本語に訳しなさい。 (大阪府の中学校)
【Jane enjoyed a school life.】
解答→ ジェーンは学校生活を楽しんだ。
まぁ。訳せと言われればこれでも良いのだろろうが、訳してしまうと少しニュアンスが変わるような気がする。
enjoyには、いたずらやバカ騒ぎ、恋愛と破局、スポーツや社会奉仕やアルバイトも含めた事を当事者として評価したような感じだが、
楽しんだ・・・には第三者的に【まぁ悪くはなかった、どっちかといえば楽しんだかなぁ】 という消極的な楽しみ方のように思える。
またSchool life といえば学生時代というニュアンスで、学校生活には学校だけでの生活(勉強と部活)のような感じ。
だからこれを直訳してはニュアンスが伝わらない? むしろ珍解答の方がずっといい感じ。
enjoyには、いたずらやバカ騒ぎ、恋愛と破局、スポーツや社会奉仕やアルバイトも含めた事を当事者として評価したような感じだが、
楽しんだ・・・には第三者的に【まぁ悪くはなかった、どっちかといえば楽しんだかなぁ】 という消極的な楽しみ方のように思える。
またSchool life といえば学生時代というニュアンスで、学校生活には学校だけでの生活(勉強と部活)のような感じ。
だからこれを直訳してはニュアンスが伝わらない? むしろ珍解答の方がずっといい感じ。
2: 英語:次の英文をを日本語に訳しなさい。 (神奈川県の中学校)
【You must leave at eight.】
解答 → あなたは8時に出発しなければならない。
そもそもこの台詞はどういうシチュエーションで話されたものなのか?それがまったくわからない。こういう訳を中学校で教えてはいけない。
訳はシチュエーションに合わせて行うべきじゃ。超訳とまではいかないが、ある程度の意訳は必要。
お友達の家に外泊して、そこのお母さんが明日朝のことを注意してくれているのなら、
Hi Tom, you will have to leave at eight tomorrow morning. とか言いそうな感じがする。
Mustってのは人に強制する強い表現なので、いつ鉄砲で撃たれるかわからないような国では、滅多に使うものではないと教わった。
拙者の友人は、時間に厳しい上司との会議に2分遅れた時に、
【山田君、きょうは2分も遅れたね。今回君は私を非常にビックリさせてくれた。もし再び君が会議に遅れるようなことがあったら、次回は私が君を驚かす番だ】(直訳)
要するに、彼が言いたいのは、【今度会議に遅れたらその場でクビだ!】。それならそのように訳さねばならない。
もしYou must leave at eight.という場面があるとすれば、お母さんが中学生の子供に注意してる場面くらい。それならそういう訳をする訓練をした方が良い。
従ってテスト問題では、その台詞が出てきた時の場面を詳しく説明し、じゃ、この場合どう訳すの?と聞く方が良いと思う。
さんざん英語で苦しめられた日々を思い返すにつけその必要性を感じてしまう。ヨロシク!
3:英語:次の文を英語に訳しなさい。 (静岡県の中学校)
【これは難しい問題だ。】
解答 → This is a difficult problem.
Googleの翻訳機能に 【これは難しい問題だ。】 と入れれば【This is a difficult problem.】となるので、間違いではない。
【これは難しい課題だ。】 なら【This is a difficult task.】
解答 → This is a difficult problem.
Googleの翻訳機能に 【これは難しい問題だ。】 と入れれば【This is a difficult problem.】となるので、間違いではない。
【これは難しい課題だ。】 なら【This is a difficult task.】
【これは難しい質問だ。】 なら【This is a difficult question.】
いずれも質問の【問題】から考えれば間違いではなかろう。
いずれも質問の【問題】から考えれば間違いではなかろう。
従ってこちらもシチュエーションを教えて正しい回答を求めなければならない。政治的な問題なのか、工事の進捗に影響する問題なのか?
あるいはクイズの問題なのか、入試問題なのか、プロジェクト進行上の課題が多すぎて全てを解決するのは難しいというのか?
それによって回答は違うだろう。そういうニュアンスも含めた回答は、英語圏に住んでいればすぐに身につくが、学校で習うだけの英語では難しい。
だからこそシチュエーションも含めて説明する英語教育が必須なのじゃ。もっとも珍解答はそれ以前の問題・・・
4:英語:次の文を英語に直しなさい。 (静岡県の高校) あるいはクイズの問題なのか、入試問題なのか、プロジェクト進行上の課題が多すぎて全てを解決するのは難しいというのか?
それによって回答は違うだろう。そういうニュアンスも含めた回答は、英語圏に住んでいればすぐに身につくが、学校で習うだけの英語では難しい。
だからこそシチュエーションも含めて説明する英語教育が必須なのじゃ。もっとも珍解答はそれ以前の問題・・・
解答 → Dr.Tanaka was a quiet child.
ちなみにDr. Tanaka was a quiet child.とGoogle 翻訳にかけてみると、【田中先生は静かな子供だった。】となる。
お医者さんのことはみんなドクターと呼ぶのでそう言う訳になったのかもしれない。
【田中博士は大人しい子供だった。】をかけてみると【Dr. Tanaka was a quiet child.】となるので模範回答は間違いではない。
しかし、珍解答は絶対に間違いではないと思うがなぁ・・・何故間違いなのか誰か教えて欲しい・・・