二次会に出る人も多くなったのだが、韓国の宴会は日本とは違う。
何時始まりといっても、それは単なる目安。会場に行くと既に宴会は始まっている。
そして飲み足りたり満腹になった人は、順次帰っていく。
始まりの挨拶や、最期の一本締めなんて習慣は無いらしい。
で、短かろうが長かろうが、飲もうが飲むまいが会費は一緒で2,000円ほど。超安い。
また大声で騒ぎながらソウルで生ジンロを飲める日が来ると良いなぁ〜!
2010年10月10日(日)の朝、ホテルに隣接するシティホールでは市民マラソン?のスタートが数回に分かれて行われていた。スピードからみて、趣味で走っている人の群れと思われる。
男子マラソンで金メダルを取った過去があるので、日本に劣らずマラソン人気は高いようじゃ。それにしてもすごい人数!
10時10分開始のPenHood&WAGNERのペントレ参加に当たっては、風呂敷とル・ボナーのバッグに荷物を入れて参加することにした。韓国は車社会で、地下道を通らないと反対側に行けない道路がある。
一方でエスカレーターもエレベーターも整備されていない地下道がほとんどなので、キャスター付きの大型旅行バッグでの移動は難しい。こういう時に大風呂敷は非常に役に立つ!

日本では10年以上実施しているペントレではあるが、韓国では初めて!そこで左のようなカードを作って掲示しておいた。日本ではペントレで勝手に渾身の力を込めた試し書きをするような輩がいるのだが、さすが韓国は儒教の国。
掲示さえしておけば全員がルールを守ってくれる。

こちらが会場の様子。左は拙者の調整席近くからの画像で、右は入り口からの画像。右画像で右奥の机が拙者の調整&販売スペースじゃ。左画像で、白いジャケットを着て机に両手をついているのがParker 51氏!
右側画像の右側がWAGNERの販売スペースで、左側がPenHoodの販売スペース。
会場が役員会議?仕様になっていて大きなU字型テーブルとマイクが設置されているので、いささか使い勝手が悪かった。
しかし、この部屋を見つけるのに、200くらいの施設をあたってやっと見つけることが出来たそうなので贅沢は言えない。
韓国では日曜日に使用可能な会議スペースというのがほとんど無いらしいのじゃ!



PenHood側で出品されている物はものすごい数!これがすべて売り物かというと、そうでもない。なんせ初めてのペントレということで、とりあえずめぼしい自分のコレクションを持ってきて自慢する。
もし譲って欲しいという人がいたら、価格交渉をしてお譲りするというスタンスじゃ。従ってペンに販売価格は書いていない。
これ



は異国人にはつらい!出物がある・・・と思ってもほとんどが展示品。なかなか販売品にたどり着かないこともあった。
次回からはペントレの趣旨を明確にして販売可能品だけを値札をつけて持ち込む!というルールにした方が良いであろう。
言葉がわからないと非常に取引しにくい。それでも拙者はN御大などのおかげで出物を2本入手した!
拙者のペンクリでは20人24本の調整を行った。日本のアニメで日本語をマスターしたという学生と現地赴任の元九州地区会員の2本以外は、すべて通訳付きで症状を聞いた。
症状さえわかれば、あとは顔色を見れば出来具合はわかる。ただ最初の2本は調整に苦労した。ハングル文字の筆使いがわからないのでどう調整すべきかは試行錯誤だった。
ペンクリに持ち込まれた方々は例外なく若手で、萬年筆を立て90度近く左に捻って持つ。
それで縦横の∞を超高速でためし書きしたり、点を中心に30度ずつ角度を変えながら12本の線を書き出したりして引っかかり、線の太さ、インクフローを確認する。
いくらハングル文字でもそんな角度は使わないでしょ!と言いたくなる角度での線の細さや掠れも気にしてしまう。まるで自己調整を始める前のダメ出しの女王様のように手強い。
従って調整もペンポイントの腹調整ではなく、頂点の調整となる。しかも細字好きときている・・・。調整師にとっては最悪の要請じゃ。
しかし最初の2本で調整のコツはわかった。絶対に線幅が太くなるのはイヤとは言っているのだが・・・・
ためしにスリットを多少開いてペンポイント頂点調整を施したペンを渡してみたら親指を上に向けて大喜び。
当然線幅は太くなるのだが、彼らにとっては完璧な書き味の方が遙かに満足度が高いこともわかったらしい。
いすれにせよ異国の地での調整はおもしろい。生贄という表現は通じないし、たとえスチールペン先であっても10代の学生さんにとっては宝物!
むげに金ペン以外は調整しない!というWAGNERでの拙者流は貫けない。最年少は13歳の少女、最年長は現地日本人で、ほとんどが20代。
やはり儒教国家の韓国では、若者が年長者をさしおいてPenHoodに調整を依頼するというのは、なかなか勇気がいることなのかもしれない。
また調整に言葉の壁はない、ペン先を見れば自ずと調整方針は固まる!と信じていたが、どうしたいかという症状を言葉で理解出来ないと完璧な調整は無理と悟った。
これも、今回の旅行の成果であった。書く言語が違うと、ペンの持ち方もスイートスポットの位置も形状も変わってくるのじゃ!
朝9時から準備を始め、10時10分に開場したペントレも、あっという間に16:30。
拙者のペンクリはそこで終了したのだが、その時点で持ち込まれた人が2名いて、非常に残念がっていた。
次回は最終持ち込み時間も広報してもらわねばな。ハングル文字用にスチール製ペン先を調整するには1本平均20分程度必要じゃ。金ペン先なら15分程度でOK!コツはわかった!
韓国の皆さんはペントレは初めてなので、片付け始める時間の見当がつかなかったようじゃ。
あまりに楽しかったのであろう!17:00を若干回ったところでやっと我に返ったようで、慌ててかたづけ始めるのであるが、そのスピードにもびっくり!あっという間に会場は元通り!
そして、怒濤の二次会が始まった・・・