昨日の〔秋の泉筆五宝展2025〕に【めだか汁】という名称で販売されていたのがこれ。凄く便利なので、チャンスがあれば入手をお奨めする。
『ポリエチレングリコールのインク誘導液としての可能性について』 続き
しかし、ちょっと考えて思いだした。そうか。重合度ね。
そこで、無駄だとは思いながらも使用目的を言ってみる。店主が何か知っているかも知れないと考えたからである。
しかし、店主も聞いたことがない使い方で、見当がつかないという。こりゃ、ちょっと自分で調べる必要がある。重合度で、性質がどう違うんだ?
しかし、店主も聞いたことがない使い方で、見当がつかないという。こりゃ、ちょっと自分で調べる必要がある。重合度で、性質がどう違うんだ?
よく行く図書館で、資料を探す。検索システムも利用してみる。う〜む、無い。
理系の人ならよくわかるだろうが、特定の物質について調べようとしても、資料や文献はなかなか見つからないのがふつーである。
理系の人ならよくわかるだろうが、特定の物質について調べようとしても、資料や文献はなかなか見つからないのがふつーである。
一般的な性質ならいくらでも出てくるが、重合度による性質の違いまで書いてある本なんてない。他の図書館にも行ってみたが、やはり、ない。
ただ、色々調べるうち、ある程度の重合度は必要らしいということはわかってきた。なんせ、表面をコーティングするんである。
重合度が低ければ、プラスティック樹脂との結合は期待できないということらしい。
ただ、色々調べるうち、ある程度の重合度は必要らしいということはわかってきた。なんせ、表面をコーティングするんである。
重合度が低ければ、プラスティック樹脂との結合は期待できないということらしい。
しかし、それ以上のことはなかなかわからない。ちょっと壁に当たってしまった。
「まあ、気長に調べるさ」と悠長なことを言いながら、セーラー社にも問い合わせをしてみた。もちろん、そんなに期待しているわけではない。
「まあ、気長に調べるさ」と悠長なことを言いながら、セーラー社にも問い合わせをしてみた。もちろん、そんなに期待しているわけではない。
電話での問い合わせくらいで詳しく教えてくれるはずはない。もちろん重合度についてなんて教えてもらえるはずがない。
案の定、「ポリエチレングリコールの水溶液ではありますが、それだけではありません。これ以上は企業秘密です。」との返事。期待通りの答えであった。
ここで、完全に暗礁に乗り上げた感じである。どうしようか色々考えながら、仕事で多忙な日々が過ぎていく。その間にも資料を探したが、なかなか見つからない。
しかし、師匠のアドバイスもあって、取りあえず何か買ってみることにした。前に進めなければいけない。
再度神田の業者へ電話する。色々訊いていくうち、重合度の400が一番よく売れるという。ふ〜む、400番ねえ。ワタシ、好きな番号である。
「そのうしろに、NNなんて付いてませんよね」とマジメに訊いてしまった。今度は向こうの方が「え?」である。まあ、いいや、とにかく買ってみよう。
ところが、この業者、とてもアバウトなんである。指定日にわざわざ購入に行ったのだが、まだ取り寄せてないんである。
店主は「うぁ、参った。」と頭をかいている。参っちゃったのはこちらである。
店主は「うぁ、参った。」と頭をかいている。参っちゃったのはこちらである。
で、「すぐに取り寄せられるとおっしゃってましたね。」とイヤミを言うと、平気な顔で「そーです」とのたまっている。
そして、「じゃあ、10分お待ち下さい」と言う。せっかく来たんである。10分くらいなんでもない。
そして、「じゃあ、10分お待ち下さい」と言う。せっかく来たんである。10分くらいなんでもない。
果たして、10分後にホントに手に薬品ビンを持ってゼイゼイ言いながら戻ってきた。

それが、左の薬品である。ドロ〜っとした液体が入っている。振るとタッポン・タッポンと音がする。
値段は、2,604円もした。WAGNERの参加費より高い。まあ、仕方ねえ。
値段は、2,604円もした。WAGNERの参加費より高い。まあ、仕方ねえ。
さて、このビン、よく見ると、○○○○○と書いてある。「あ!」である。これ、近所じゃん!
じつは、この店に行く前に近所の地図をネットで検索してあったんである。この辺りは化学薬品を扱う店が集まっている。
○○化学もその中にあった。あ、だから「すぐに取り寄せられる」ってことか…。と変に納得しながら神田の駅に向かって歩き始めた。
「ちょっと待てよ!」