拙者はカメラに凝っていた時、ツァイスのレンズに憧れていたのだが、素直では無いので、敢えて手を出さなかった。例外はローラー35Sのゾナーだけ。
そして万年筆に嵌まってからしばらく経過したころにプラナーやらクセノターやらテッサーで遊び始めた。
乏しい経験から、それらのレンズの味がなんとなく18K、14K、スチール製ペン先の書き味に例えられるのではないかと感じていた。
で、本日、少し試してみた。
こちらは最近改名した萬年筆研究会【WAGNER】限定〔LOOOONG〕だ。
このペン先でA4枚くらい書いてみて〔まさにテッサーの書き味!〕と納得した。
通常のSteel flex-Fをウェバリー風に少しだけ上に反らせている。ほんの少しだけ。
これはインクフローは良いし、適度な弾力もある。ペンポイントも極限まで調整してある。
そして書き味は〔カサカサ〕と、ススキの穂が風で揺られているかのような感じ。
良く、プラナーは人物写真に、クセノターは風景にといわれていたが、拙者が得意とした心象風景にはテッサーの方が似合っていた。
この JOWO製の Steel flex-F ウェバリー風 を、超長い萬年筆研究会【WAGNER】限定〔LOOOONG〕に装着して書くと、まさにテッサーの書き味! 惚れたぜ!
こちらは、通常はJOWO製スチール製ペン先が装着されている WAGNER SP1 に、大阪通天閣の18K-EFのペン先を装着。
しかもペン先をウェバリー風に少しだけ上に反らせてた。
それをすっかり忘れていて、本日書いてみて、〔あれ?これプラナーっぽい。しかもローライ6008に付いていたローライ製プラナーだ〕と思った。
変だなぁ?スチール製ペン先の書き味と違う・・・と思ってペン先を見て納得。JOWOの6号 18K-EFの〔ちとソフトン加工〕だった。
同じようにウェバリー加工しても、スチール製のFlexニブを曲げたのと、18金製の通常のEFニブを曲げたのとでは、まったく書き味が異なっている。
こうなるとクセノターやゾナーの書き味も体験してみたいが、大体想像は付いている。
クセノターはJOWO製 6号 14K-BBで、ゾナーはJOWO製5号の18K-Mだろう。
早く試してみたいものじゃ。そしてOld レンズの書き味と現在のペン先の書き味を対比してみたい。壮大な計画なのですぐに忘れるだろうがな。