拙者がPilot 65の青軸を伊東屋で購入したのは、発売年の83年ではなく84年のはずだとPilotの方に教わった。83年には青軸はまだ出ていなかったと。
そして、Pilot 65を購入した時点では万年筆に全く興味が無く、父母に万年筆をプレゼントしようと伊東屋にいっただけ。
その後、しばらくしてからアメ横でWarerman ル・マン100を購入したので、1983年11月22日に拙者の万年筆ライフが始まったというのは間違いのはずだ。
とはいえ、1984年の11月22日でもないはず。たしか1984年の9月に昇進したが、父母に万年筆を贈ったのはそれ以前。
おお、思い出してきた。拙者のル・マン100は6月のボーナスで購入した。そしてその年に入学した新入社員のMontblancの1万円の方が書き味が良いので愕然としたのだった。
ということは、拙者がPilot 65の青軸を購入したのは1984年の3月頃ということになるんだろうな。
この時代の日記は全て実家に送っていたのでもはや読み返すことも出来ないので、これを史実として伝えよう！
誕生日のお祝いに、友人がブルワーカーを贈ってくれた。懐かしい！拙者、このDVDのパッケージにある窪田先生の講義を受けている。ネットで調べたら先生は1930年生まれらしい。拙者と22歳違い。
拙者が窪田先生の授業を受けたのが18歳の時だから、先生は当時40歳か・・・胸の筋肉が盛り上がっていたのを覚えている。
大学に入ったら勉強しよう！と考えていたので、病気で休んだ以外は一度も授業をさぼった記憶のない4年間だった。
その１年目だったので、前から２番目の席に座って、先生の授業を熱心に聞いていた。毎回一番前の席に可愛い女の子が座っていたというのもあるが・・・
先生は左右の大胸筋を別々にピクピクさせることが出来た。アイソメトリック理論では、一日に数分の運動で筋肉を鍛えられる・・・というような話を聞いた。
そこで出会ったのがブルワーカーで、さっそく日本メールオーダーから購入した。当時の値段は9,800円だったはず。
下宿の近くのラーメンが一杯90円。食事付の下宿代が2万円（8畳）、食事無しで1万円の時代だから相当高かった。
いくら食べても胸囲が78�儖幣紊砲覆譴覆だ杣圓蓮∨�を持してブルワーカーを購入し、毎朝毎晩、トレーニングを実施した。
7月に購入して夏休みに実家でトレーニングし、9月はじめに（ブルワーカーを持って）東京に戻ってきた時には、胸囲は驚異的に拡大し、腹筋は割れていた。
結局4年間ほぼ毎日トレーニングを行い・・・ピタっと止めてから肥満が始まった・・・
それ以降も通信販売でいろんな物を買ったが、買って十分元が取れたと思うのは、最初のブルワーカーだけじゃ。
使わなくなった後もしばらくは持っていたが、使うことはなく、いつのまにやら無くなっていた。
当時のブルワーカー浸けの生活を知っている友人が、贈ってくれたものだが、非常に嬉しい。値段は12,000円前後らしい。
物価上昇から考えれば、ずいぶんと相対的に安くなったものだ・・・
当時、予定表を作成するのが趣味で、毎日１ヶ月先までの予定表を、ドラフターを使って作っていた。
線を引くのはカラス口（これは名人芸だった）、中に書く文字は万年筆。１文字でも書き損じると、また枠から書き直していた。
１日に６時間かけて予定表を作ったこともある。そういう過去があるから、毎日数時間かけてBlogを書いても苦にならないのだろう。
苦になるのは木曜日の【萬年筆と科學】のコーナーだけ。本の要約というのはいっこうに楽しくないので、今回はお休み。
当時、どんな万年筆を使っていたか、まったく思い出せなかったのだが、ブルワーカーを触ったら、記憶がよみがえってきた。
使っていたのはパイロットのデスクペン。色違いのインクを入れて使っていた。黒、赤、青、緑。
それぞれに意味を持たせて丁寧に書き込んでいた。ケント紙に書いていたので滲む事はなかった。
ドラフターが必要な学科ではなかったのだが、文房具としてドラフターを使っていた。
中学生の時からあこがれていたので、嬉しかったのだろう。それにくらべれば、万年筆は単なる道具であり、愛着はまったく無かった。
線が太くなったら捨てて買い換えていた。50円のボールペンと同じ扱い。その行為に対して後悔があるので、最近は萬年筆に優しくなったのかもしれない。
1971年のブルワーカーが拙者の体を変え、1983年のル・マン100が拙者の心を変えた。その間12年。その後24年が経過した。
24年前の今日、11月22日にル・マン100（M）をアメ横で買った。当時の定価は6万円。４割引で3.6万円だった。その店はとっくに無くなっている。
