
その名称は ふにふに会(文具ムフムフ会) & プチ宇宙遊泳名古屋 A Space Walk 2024 Autumn NAGOYA

まず18K-UEFだが、これはキャップを尻軸に挿さず、ペンを立てて、首軸を握って書くのが正解。
しかも持ち手を捻らず、筆圧は軽く、筆記速度も遅い方が良い。
そうすれば、細い字をとても良い書き味で筆記することが出来る。もちろんぬらぬらにはならんがの。
まぁ未調整のEFに負けることはないだろう。やや反則気味の現行のNo.149の18K-EF(実質F)を除けばだがな。
18K-UEFでしばらく書いた後に18K-Mの付いた軸で書いてみると、ウヒョーというほどWetな書き味に悶絶!
もちろん超絶M風には研いであるのだが、自分用なのでさほどリキ入れて研いだわけではない。
それでもここまで感動的なのは、やはりUEFとMとの書き味に対する潜在能力の差だろう。
書き味はペンポイントの紙に当たる部分の面積とインクフローとの関数で決まる。
18K-Mはペンポイントにスイートスポットを彫り込んだ上でスリットを多少開いているので、書き出し時のタッチは最高!
そして最期の18K-Cを紙に下ろした瞬間には、ヘラヘラ エヘヘヘ〜 とだらしない笑いがこぼれてしまう。
Cのニブは利用者の筆記角度に合わせて研ぎ出して使うのが最高なのだが、今回の試筆用はスリットを少し拡げただけ。
それでもヘラヘラと頬が緩み、腰が抜けそうなほどの書き味じゃ。
なを、MとCの場合はキャップを尻軸に挿し、筆記角度45度くらいで書くと、一番良い書き味に出会うことが出来る(ように研いである)。
ペンポイントが大きくなるほど、手首の捻りや手の横倒しによる影響を受けやすくなる。
そういう方には、正しい持ち方をしたときに一番書き味が良くなるような調整をして差し上げる事もある。
おいしいところを見つけながら書いているうちに自然と正しい筆記角度に変わっていくことが出来ることも少なくないのでな。

因果を含めて、そういう調整をしてお渡ししている。
書き味の良いところを捜しながら書いてご覧なさい。半年もすれば正しい持ち方に変わりますよと!