2026年03月17日

Platinum Century Travia (初回限定)の目玉は・・・

@01一番左端が3月14日(土)に発売された Platinum Century Travia。その隣のWAGNER 2024(NICE)よりも少しだけ長い。

重量はコンバータ無しで30g。一方でWAGNER 2024は20gなので約10gほど重い。

低重心仕様ということだが、首軸と胴軸根元のバランサーが金属製なのが重量増加の理由だろう。

また胴軸内部にも金属製の補強パイプのようなものが見える。

ちなみにTraviaの首軸の重さは9gで、WAGNER 2024の首軸の重さは5g。

ということはTraviaの胴軸の重さは21gで、WAGNER 2024の胴軸の重さは15gということになる。

Pelikan M800の総重量が30g弱(29g)なので、その重量を意識したのかもしれない。


@05コンバータを装着し、インクを入れて書いてみると面白いことが分かった。

低重心モデルということが強調されているが、キャップをしなければ前重心で、キャップをうしろに挿せばM800と同様の重心位置になるようだ。

拙者は前重心は好きではないので、キャップを挿して使うことにしよう。

キャップを後ろに挿して使うと、筆記角度が30度程度となり、筆圧がかなり低くなる。

従ってスリットを少し開く加工をしないと満足なインクフローは得られないのだが、Traviaの場合はオリジナルのままでもインクが追随してくれる。

これは自重があるからだけの理由ではなく、ペン先自体の設計も影響しているはずだ。

通常のMニブだと、スリットが詰まっている場合、うまくスリットが紙にあたるような持ち方をしないとインクがかすれてしまう。

それを防ぐためにスリットを少し開いてインクが紙に触れれやすいような加工を施してぬらぬら感を出す。

このTraviaのニブはエラが張っていないので、爪をかけて強引にスリットを開くのが困難なのだが、それをする必要は全くない。

筆記角度30度で筆記してもまったくかすれずに文字が綴れる。これにはびっくり!

おそらくは FLAF(Float Like A Feather)というペン先形状とペン芯との密着度合から、このような絶妙なインクフローが得られるのだろう。


@02@03@04





ちなみに、このTraviaの首軸はプラチナ用の味変軸にもぴったりと収まる。首軸はマット仕上げなので、どの軸にもマッチするのは見事!

左からLoooong、鍬形、寄木だが、マット調の首軸はよくマッチする。

どれもスリップシール機構は内蔵しているのだが、Traviaのスリップシールは断トツで乾燥に強い。ご本家の上に改良品だからあたりまえだがな。


@06そして今回の初回2000本限定のTraviaの最大の目玉は同梱されている【あゝ風雪五十年】という創業者中田俊一氏の本の復刻版。

復刻にあたり現在では差別用語になってしまうような表現を書き直したそうだ。プラチナの社員教育でも使われているとか!

オリジナルには記載のない、現社長の巻頭の辞や、WAGNER会員番号1番のすなみさんの俳句など、万年筆愛好家には見逃せない本です。


業界内にフェイク情報が流れています。


Traviaは本付きで66,000円(税込)だが、近い将来、この本がつかないモデルがもっと安く出るのでそれまで待ったほうが良い・・・


これは全くのフェイクニュース。たしかに今後、本無しでも販売されますが価格は66,000円(税込)で今回と同額。

限定2,000本で、国内1,100本(日本語版)、海外900本(英語版)なので、この本も1,100冊しか市場には出回らない。

この本には記載されていないが、轆轤で軸を削っていた職人さんの言葉として【日曜日に出勤して仕事してると(初代)社長が小遣いくれた】というのを聞いたことがある。

また現社長の中田俊也さん(三代目)が【納期に間に合わせようと残業してくれていたパートの女性たちに最高級の牛肉をプレゼントした】という話も聞いた。

なんか遺伝子の力を感じてしまうなぁ。

Travia自体も万年筆として使いやすい名品だが、なんといってもこの【あゝ風雪五十年】は万年筆愛好家としてはぜひ持っておきたい本じゃな。

Traviaについての正式資料は ==> こちら



Posted by pelikan_1931 at 18:00│Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック